楽しみながら、自然を学ぼう。
第4回「今治タオルと水の森」
2023 年10 月29 日(日)今治市玉川町で、第4回「今治タオルと水の森」が開催されました。
当日は、すばらしい秋晴れ。
参加者は、⼦ども7名、⼤⼈20名、事務局15名。⼦どもは、⼩学校低学年がほとんどで、⼀番⼤きくて11歳でした。
森の中で⽊の実を拾ったり、かけまわったり。
プログラムは、⽵林から、折れていたり枯れていたりする枯⽵を選び、燃やして⽵炭を作ったり、「森のてらこや」で五感を使った遊びをしたり、南⽶ペルー発祥のボックスドラム「カホン」を作ったりなど、⾃然を⽣かした楽しい企画がいっぱい。
枯⽵を拾って⽵炭づくり
ペルーの楽器カホンを⼿作り
最初は周りの様子を伺いながら参加していた子どもたちも、時間が経つにつれて馴染んできて、それぞれの活動に楽しみながら参加していました。
ペルーの料理や音楽に、
夢中になった1日
食育の時間は、今回のイベントテーマ『南米ペルー』の調理を参加者皆さんで食べ、ペルーの文化に触れました。
食材には、地元今治産の有機野菜や無農薬野菜を使用。料理は、おいしくてほぼ完食。
おやつの時間にふるまわれたのは、地元今治で採れたはだか⻨を使⽤したスコーンとペルー産のコーヒー。
スコーンは⼤⼈気であっという間になくなりました。
イベント「全員でセッション」では、愛媛県で活躍されている仙九郎さんにレクチャーを受け、⾃分たちで作成したカホンや、森の中から⾒つけてきた楽器を演奏。
端材やタオルなどは、楠橋紋織(株)、IKEUCHI ORGANIC(株)さんにご提供いただき、カラフルなカラーでペルーの雰囲気を演出しました。
毎年開催されているこの活動ですが、回を重ねるにつれさまざまな⼯夫が凝らされてき、今年も⼤変盛り上がって終わりました。
楽しく⾃然と共⽣できる素晴らしい体験ができましたね。
「今治タオルと水の森」も受賞!
えひめ山の日の集い
また、2023 年11 月11 日(土)、エミフルMASAKI にて、「えひめ山の日の集い」が開催。「えひめ山の日」は、愛媛県が森林と共に生きる文化の創造を目指して11 月11 日に制定した日で、今年で20 回目を迎えます。
その記念イベントでは、さまざまな行事の他、森林整備に取り組んだ企業や組合が表彰されるのですが、実は毎年「今治タオルと水の森」も受賞しているのです。そこで今年はIMABARI LIFE でもその様子を取材してきました。
今回、今治タオル工業組合が授与されたのは、「二酸化炭素吸収証書」というもの。
これは、愛媛県内で森林整備に取り組んだ企業や団体のうち、森林が吸収した二酸化炭素の量を知事が認証するもので、平成21 年度からスタートした愛媛県独自の制度です。
認証を受けたのは、今治タオル工業組合の他、(株)伊予銀行、生活協同組合コープえひめなどの7団体。
また、カーボン・オフセットに貢献した企業や団体を表彰する「県産J-VER感謝状」、「緑の募金」感謝状などの贈呈もあり、合計12 団体が授賞式に参加しました。
まずは愛媛県農林水産部長の末永洋一氏から、中村時広県知事からのメッセージを代読。
「本日のつどいの多彩なイベントを通じ、森に親しむことの素晴らしさを体感していただき、森林が持つ大切な役割を改めて見つめ直していただければ、幸いに存じます」と挨拶しました。
そして受賞団体が、順番に「二酸化炭素吸収証書」等を受け取ります。
今治タオル工業組合からは、田中良史副理事長が代表して登壇しました。
田中副理事長は、「今治タオルの豊かな発色も柔らかな風合いも、元を正せば今治を流れる水に因るところが大きいのです。だから我々は、今治を離れて同じ品質のタオルを作ることはできません。そのために水の源の森を守る活動を始めたところ、CO2吸収という別の効果を生み出し、その事が認定されました。
私たち自身にも社会や地球にも、みんなにとって良い活動として認められたようで、心から嬉しく感じます」とコメント。
活動が評価されるのは、本当に嬉しいですね!
えひめ山の集いでは、授賞式の後も、森のキッズダンスステージ、謎解きラリーなど、さまざまな楽しいイベントが開催され、会場は親子連れで賑わっていました。
今治タオルと水の森について
https://www.imabaritowel.jp/news/news3761
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